『FLIP-FLAP』なにかにハマるのに理由なんていらないし心が震えなくなったらおしまいさ

作者:とよ田みのる
出版社:
発売日: 2015-03-16

街の小さなゲームセンターからシカゴまで広がるピンボールを巡るラブコメディ。

『普通』の深町くんが踏み込んだ本気の世界とは？

２００８年に出版されたFLIP-FLAPのkindle版です。

紙版FLIP-FLAPとの変更点。

カバーデザイン、ロゴの変更。

本編のカラー部分は雑誌掲載時のカラーを再現。

巻末には当時書店さんやホームページ向けに作られたカラーイラスト、GAMESIDEに寄稿した『リアルFLIP-FLAP』もカラーで収録。

紙版に無かったイラストが９点程増えています。

カバー裏漫画も巻末に収録しています。

本編に一部絵とネームの修正をしてあります。

この本は作者自身による自己出版です。

「好きなマンガは？」と聞かれたら『FLIP-FLAP』ってこれから答えよう、読み終わったあとそう思えた。このマンガのなにがいいって、読んでいて気持ちいいところ。「ピンボール…！うぉおおおお！！楽しいぜーー！！！」ってノリだけで読み進められるの、素直にすごい。ラブコメとしてもニヤニヤできるところあるけど、なにより「好きなもんに理由なんてあるか！」的な勢いが気持ちいいのだ。

ピンボールといえば、俺の記憶の奥底に眠る『ドラゴンクエストへの道』ですぎやまこういちさんがピンボールめっちゃハマっていて云々、ってエピソードがあったような気がするなぁと、そんくらいの知識しかない自分でも楽しめた。重要なのは、心が震えるかどうかだよ。やりたいことに蓋をして「俺ももう大人だ、仕事が生きがいだ」なんて自分を欺きながら見せかけだけのファントムヴァイブレーション感じてないでさ、もっと自分に正直になって心が震えるもの楽しもうよ！というわけで、俺もぼちぼち仕事しないと！！（現実）

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